こんにちは!夏より圧倒的に冬が得意なねまるです!
最近お昼過ぎになると、どこからともなくふわふわ~と白いあいつらがやってくるようになりました。
そう、「三大無慈悲にやっつけられる虫の1つ」雪虫(ゆきむし)です!
(残りは皆さんのご想像通り、蚊とハエです。)
雪虫とはなに
地方によっては呼び方が「綿虫(わたむし)」「おおわた」「ゆきんこ」なんてあるそうです!
北海道や雪の積もる地方では、雪虫が漂い始めると1,2週間で雪が降ると言われているそうです。
ねまるの地元では「10匹潰せば雪が降る」という通説だったので、小学校の帰り道でバチンバチンと手のひら叩きながら帰っていたのを思い出します。
10匹潰したくらいじゃやっぱり雪は降らないので、全校生徒が総力を結集しバチンバチンやっていましたね。
あまりに私たちが次々と雪虫を亡き者にしていくので、5年生の担任の先生(理科担当)が授業中に「雪虫は何も悪いことしてない」と力説し、少しばかり雪虫の生態系についてお話してくれました。そのときに聞いたのは雪虫は「 トドノネオオワタムシ」という正式名称でアブラムシの一種だということ。懐かしいです。知ると潰したくなくなりますね。雪虫ごめんなさい。
いざ雪虫チャレンジ
そして大人になってまた雪虫とじっくり対峙するときが来たので、今回は5分間に何匹の雪虫を瓶の中に収められるかやってみました!
さすがに潰すのはかわいそうだったので瓶に入れていくことにしました。
これは誰が得する企画なのでしょう。
ちなみに私の目標は20匹です。
使うものはこれ。ジャムの空き瓶です。
作戦としては左手にふわっと雪虫をくっつける、右手で瓶を開けて収める、の流れです!
開催地は近くの公園です!隣に鬱蒼とした森があるので雪虫がたくさん漂っていて好条件です!
それでは行ってみましょう!
取り組むこと5分。
ものすごくシュールな絵だったと思います。
普段車なんて通らないのに、今日はめちゃくちゃ通った気がします。
瓶を片手に公園で一人、気の狂ったアラサーが舞っていたのだから、通報されてもおかしくはなかったはずです。
さて見てみましょう。
ごっそり…
ちょっと気持ち悪い…
想像していたのは、外と変わらず瓶の中でもふわふわと舞っていて、スノードームみたいになると思っていたんですけれど…
この白いふわふわした綿のようなところは「蝋」らしいのですが(理科の先生が教えてくれた)、これが手にくっつくので力を入れずに近づけるだけでもサッと取れます。
瓶に入れて分かったのですが、ふわふわ同士もくっつくようで、瓶の中でくっつき合ってゴソゴソっとした塊になりつつありました。
みんな足をジタバタさせています。
ちょっとアップめに撮るのは自粛します。
そして皆さん気になる結果は、なんと31匹!!!!
10秒に1匹は瓶の中に収めた計算になります。これギネス記録とかないんですかね?あったら審査員の人呼んでもう1回やりたいくらい!!!
とまあものすごくくだらんことをやってみたわけですが、子どもには潰す文化は秘密にして、「雪虫が飛び始めたら冬の始まり」と教えることにしました。
また、雪虫は飛んでいるときが一番かわいい!!!!
むやみやたらと瓶の中に入れないことをおすすめします。
ちなみに瓶の中から出してあげると、最初は身動きがとれなかった彼らですが
しばらくすると全員ふわふわと飛んでいってくれました。
ああよかった!協力してくれてありがとう!
雪虫に関する総括
ということで
・雪虫はアブラムシの一種で、ふわふわした部分は蝋
・正式名称は「トドノネオオワタムシ」
・瓶に入れると飛ばない
・ふわふわ同士はくっつく
・子どもには「雪虫は冬の訪れを知らせてくれる」と教える
これからますます寒くなりますね。雪虫は捕まえる、潰すではなく眺めながら愛でながら、暖かくしてお過ごしくださいね。